クラブとスイングの進化〜超初級編
タイガー・ウッズが現れてからゴルフ用具はとてつもない速さで進化してきました。タイガーの打球は当時の常識からはかけ離れ、圧倒的な存在でした。
それまでのゴルフの戦略は2D(平面)で考えるのか基本的でしたが、タイガーは3D(立体)で攻めてきたのです。当時の道具でこれができたのはタイガーだけでした。
タイガーの出現をきっかけに、誰でもタイガーのような球を打つ事ができるようなクラブの開発に拍車がかかりました。
まずはドライバー。ヘッドスピードを上げるためにシャフトを長くする。でもそうすると重くなりすぎて振り切れない💧そこでシャフトやヘッドの素材の試行錯誤。ジュラルミンなど、いろんな素材のヘッドが出てきましたが、結局はチタンヘッドが生き残りましたね。
ヘッドの軽量化に成功した後は反発力を上げるために、クラブフェースを薄くした高反発クラブが出現。でもこれはあまりにも飛びすぎるので規制が入りました💦
高反発がダメなら、今度はヘッドの大型化。単に当てるのが優しくなるという理由ではなく、ヘッドの慣性モーメントを最大にするため。慣性モーメントの説明はまたいつか...。
こんな単純な説明では開発関係者の方には叱られるかもしれませんが、基本的にはこんな感じでクラブ(ドライバー)の進化は進んできました。
〝誰でもタイガーのような球を打てる〟ような道具....とはいかないまでも、今ではほとんどの男子プロゴルファーが、当時のタイガーレベルの打球を打つことができるようになりました。科学の力は凄いですね。
今後もゴルフ用具の開発は進んでいくでしょう。そしてそれを扱うにはそれなりの扱い方があります。進化したクラブの性能を無駄なく使い切って、タイガーのようなドライバーショットを打ちたいですね☺️
クラブの進化に伴って、ゴルフスイングの概念も微妙に変化してきています。
東京の銀座にあるスカイゴルフスクールのレッスンスタッフは、ずっと伝えられているスイングの基本...さらに新しい理論を取捨選択して、常にその時代のベストを模索しています。スクールではクラブとスイングについての質問もどんどんしてください。お待ちしてます☺️